運転免許が就職に有利である理由

介護業界には、元々全く別の職業にいたという人ばかりです。介護職は人材不足の影響もあり、年齢・経験関係なく採用されやすい傾向があるため、転職活動で躓いていた人、もしくは親族の病気や自身の怪我などの理由で仕事を一旦離れた人などが飛び込んできています。

別の業界から介護職に転職する場合に、まず最初に必要になるのが介護初任者研修などの介護系の専門の資格です。これは学校に何年間も通う必要はなく、最短1ヶ月ほどで取ることが可能です。実際、働きながらでも勉強しながら取得できます。

資格をとったら就職先を決めることになりますが、介護の業界では入居型介護施設やデイサービスなど働き口がたくさんあります。その中には、車や自転車で利用者さんの自宅を訪問する、ホームヘルパーの仕事もあります。

実際、就職先を探す時に求職票を読むと、「運転免許があるとなお良し」などと書いてあります。これはどういうことなのでしょうか。

例えばホームヘルパーの仕事では、一日に数件のご自宅に訪問して身体介護ケアを行います。その際、訪問先がほぼ徒歩圏内にあるなんてことはありえません。地域にもよりますが、基本的にはある程度の移動が必要になります。ホームヘルパーは年中いつでも訪問することになるため、当然ながら自転車よりも車の方が楽に素早く移動できるでしょう。

また、通い型のデイサービスの場合は、その多くに送迎の仕事があります。介護士が送迎に携わるケースが多いため、運転免許を持っていると役に立ちます。

実際、介護ケアの仕事に従事する際、送迎業務はほんの一部だといえますが、運転免許を持っていた方が就職的には有利だといえるでしょう。